気付いてほしい妊娠初期症状!流産の兆候と似ていることも?

妊娠初期に感じる症状を「妊娠初期症状」といいます。妊娠検査薬で陽性が出る前から自覚できるものもあり、風邪や体調不良などと間違えてしまうことがあります。

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また、流産も妊娠初期に起こることが多く、妊娠初期症状と流産の兆候を勘違いする可能性があります。

そこで今回は、妊娠初期症状と流産の兆候について、詳しくお話ししていきます!

妊娠初期症状と妊娠週数

妊娠初期症状とは、妊婦さんが妊娠初期に感じる様々な自覚症状のことです。風邪や体調不良と似ているものが多く、妊娠検査薬で陽性が出るようになる前から自覚できる症状もあります。

具体的な症状についてお話しする前に、まずは、妊娠週数の数え方から説明していきます。妊娠週数は、最後の月経(=生理)が始まった日を妊娠0週0日、つまり妊娠のスタートとして数え、40週0日が出産の予定日となります。

もちろん月経があるうちはまだ妊娠していないのですが、数え方としては妊娠期間に入ります。ちょっとややこしいですね。わかりやすくするために、妊娠初期を表にまとめてみました。

妊娠初期
妊娠1か月 妊娠2か月 妊娠3か月 妊娠4か月
 週数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
月経 排卵受精 妊娠 陽性反応
妊娠超初期 妊娠確定

実際に妊娠が成立するのは妊娠3週目の頃で、妊娠初期症状が出現し始めることがあります。しかし、このときに市販の妊娠検査薬を使っても、まだ陽性反応は出ません。そのため、妊娠初期症状を風邪や体調不良と間違えてしまうことがあるのです。

妊娠初期症状に気付かずに薬を飲んでしまうと、薬の種類によっては赤ちゃんに影響が出てしまうこともあります。妊娠の可能性があれば、体調の変化があったとき、まずは「妊娠初期症状かもしれない」と思うことが大切です。

主な妊娠初期症状

それでは、妊娠初期症状にはどのようなものがあるのでしょうか。具体的にみていきましょう。

月経が止まる

これはわかりやすいですね。多くの人が妊娠を自覚するきっかけとなっています。

基礎体温の変化がいつもと違う

基礎体温を記録している人であれば、いつもなら低温期に入るはずなのに高温期が続く、ということで妊娠を自覚する場合があります。

だるい、眠い

妊娠するとホルモンの分泌など体が大きく変化するため、疲れやすくなります。

イライラする、うつ状態になる

妊娠によるホルモンの変化や、妊娠を自覚してからの様々な不安によって現れる症状です。

つわりがある

原因ははっきりわかっていませんが、妊娠によるホルモンの変化と関係があると考えられています。

トイレが近くなる

体の中の水分量が増えることと、子宮が大きくなって膀胱を圧迫することが原因です。

便秘、おなかにガスがたまる

妊娠によって多く分泌されるホルモンが腸の動きを低下させることが原因です。

頭痛

ホルモンの変化、緊張、疲れ、ストレスなどで起こります。

胸が張る

妊娠によるホルモンの変化が原因となって起こります。

少量の出血

着床出血といって、おりものに薄く血の色がついたような感じであることが多いです。妊婦さん全員にみられるものではありません。

腰が重いような感じがする

妊娠によるホルモンの変化で骨盤の関節が緩み、腰の負担が増えることで起こります。

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流産の兆候とは?

流産の兆候は、大きく分けると「出血」「下腹部や腰の痛み」の2つの症状として現れます。

出血

流産の兆候として現れる主な症状のひとつで、量は様々です。少量の出血であれば、茶色のおりもの程度のこともあります。多量であれば命にかかわることも…。

下腹部や腰の痛み

流産が進行しているとき強くなります。場合によっては激しい痛みが起こったり、にぶい痛みが長く続いたりします。

妊娠初期症状と流産の兆候との違い

流産の兆候である「出血」「下腹部や腰の痛み」は、どちらも妊娠初期症状と似ていることがあります。その違いをまとめたので、参考にしてみてください。

出血

出血の量が少なくて続かないようであれば、妊娠初期症状かもしれません。しかし、流産の兆候である可能性も否定できません。妊娠が確定した後に出血がみられたら、一度医師に診てもらった方が安心です。

下腹部や腰の痛み

妊娠初期症状では、骨盤が痛い、腰全体にじんわりとにぶい痛みがある、などと表現する方が多いです。同時に他の妊娠初期症状も現れている可能性があります。痛みが強かったり出血が伴ったりしていれば、流産の兆候である可能性が高いです。

まとめ

妊娠初期症状は妊娠を自覚する前からみられる場合があり、風邪や体調不良と勘違いする可能性があります。体調の変化を感じたらまずは妊娠初期症状を疑って、薬を処方してもらうときは妊娠の可能性を伝えるようにしましょう。

流産の兆候である「出血」「下腹部や腰の痛み」は、妊娠初期症状でも現れることがあります。その違いはあまり明確ではないので、妊娠がわかってからこれらの症状がみられたときは、病院で診てもらった方が安心です。

妊娠初期症状と流産の兆候、どちらも気付いてほしい体調の変化です。妊娠の可能性があるときや妊娠したとき、体調の変化を感じたら、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

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