妊婦さんは体重管理が難しく、妊婦健診で体重の増えすぎを指摘されることがあります。でも、たまには我慢しないでがっつり食べたい!なんて思っちゃいますよね。
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晩ごはんをがっつり食べてしまうと、一気に体重増加につながってしまいます。それでは、朝ごはんであれば、がっつり食べてもいいのでしょうか。一緒に考えていきましょう。
朝ごはんの量だけで体重増加は決まらない!

朝ごはんをがっつり食べると、妊婦さんの体重は増えすぎてしまうのでしょうか。体重が増えるかどうかは、簡単に表すと、以下のような運動量と食事量の関係で決まります。
- 運動量>食事量 ……体重が増えない
- 運動量=食事量 ……体重キープ
- 運動量<食事量 ……体重が増える
ただし、妊婦さんは赤ちゃんがお腹の中で成長していくために、運動量と食事量が同じくらいでも体重が増えやすくなっています。
この関係から考えると、体重が増えすぎないようにするための選択肢は大きく分けて2つあります。
- 運動を習慣化して消費カロリーを増やす
- 食事を調節して摂取カロリーを減らす
もし妊婦さんが朝ごはんをがっつり食べたとすると、単純に食事量が増えるので体重は増えます。しかし、その分運動量を増やしたり、昼ごはんや晩ごはんで食事量を調節したりすれば、体重が増えすぎることはないのです。
妊婦が朝ごはんをがっつり食べたい場合
もし、朝ごはんをがっつり食べて満足感を味わいたい場合、妊婦さんはどのような生活を送る必要があるでしょうか。先ほどの2つの選択肢をもとに、思いつくものをまとめてみました。
- がっつり食べるために、朝ごはんには低カロリーな食品を選ぶ
- 朝ごはんの量を増やす分、昼ごはんと晩ごはんのカロリー摂取量を減らす
- 間食をせず、ジュースよりも水や麦茶をたくさん飲む
- 仕事をしていれば、通勤で歩く距離を増やす(無理のない程度に)
- ウォーキングなどの軽い運動を習慣にする
- お昼寝を何時間もしている場合、それを減らして起きている時間を長くする
このように生活習慣を見直すことができれば、朝ごはんをある程度がっつり食べても体重の増えすぎを防ぐことができます。しかし、自分が生活習慣で調節できないほどの量を朝ごはんで食べてしまえば、妊婦さんの体重は必ず増えていくということです。
朝ごはんをがっつり食べるために無理をして生活習慣を変えるのであれば、朝ごはんの量を増やしすぎない方が簡単かもしれませんね。
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がっつり朝ごはんの内容にも注意!
生活習慣に気をつければ、朝ごはんをがっつり食べても良いということがわかりました。しかし、「がっつり」とはあくまでも朝ごはんの「量が多い」ということで、栄養バランスについては別の問題です。
例えば、朝ごはんに炭水化物や油たっぷりの揚げ物ばかりを食べてしまえば、栄養バランスが大きく偏ってしまいます。単品をがっつり食べるとどうしても栄養バランスが偏るので、いろいろな食品から栄養を摂るようにしましょう。
朝ごはんを栄養バランス良く食べるには、「炭水化物」「たんぱく質」「ビタミン・ミネラル」の3つの栄養素をまんべんなく摂れるメニューにするのがおすすめです。
特に不足しがちなのがビタミン・ミネラルです。野菜に多く含まれているので、朝ごはんをがっつり食べるときは野菜もしっかりメニューに入れましょう。果物も一日に1回は食べて、ビタミンを補給できると良いですね。
妊婦さんの体は自分だけのものではありませんから、お腹の中の赤ちゃんにも栄養をあげるつもりで、毎日の朝ごはんのメニューを考えてみてください。
まとめ
妊婦さんが朝ごはんをがっつり食べることは、必ずしも悪いことではありません。ただし、今までの生活習慣を見直して、運動量や昼と夜の食事量などを調節する必要があります。
また、がっつり食べても栄養バランスが偏らないように、朝ごはんの内容もよく考えなければなりません。特に野菜をしっかり摂るように気をつけましょう。
もしこのような条件を満たすことが難しければ、妊婦さんは朝ごはんをがっつり食べすぎないようにした方が良いかもしれません。
しかし、これまでお話ししてきたのは、あくまでも「毎日」朝ごはんをがっつり食べる場合です。毎日の生活をしっかりコントロールできていれば、妊婦さんも月に1回くらいなら、食べたいものをがっつり食べて構わないのでは?と私は考えています。
この記事を参考にして、体重の増えすぎや栄養バランスの偏りに気をつけながら、朝ごはんをがっつり食べるかどうか考えてみてくださいね。
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